当記事では中学1年生で学ぶ気体の性質について解説しています。
中学理科の代表的な気体の性質を学ぼう
中学3年間の理科の学習の基本となる内容をたくさん解説しています。ぜひ最後まで読んで、定期テストの学習や高校受験に役立ててください。
もくじ
中1で習う代表的な気体の性質【酸素と二酸化炭素の性質】
中学1年生で習う主な気体に酸素と二酸化炭素があります。それぞれの気体の作り方と特徴はテストでもよく聞かれる内容ですので、整理しておぼえましょう。
酸素
酸素の特徴
- 作り方:二酸化マンガンにオキシドールを加える。
- 無色透明で水に溶けにくい。
- 水上置換方で集める。
- 密度は空気よりもわずかに大きい。
- 物質を燃やす性質(助燃性)があるが、酸素そのものは燃えない。
二酸化炭素
二酸化炭素の特徴
- 作り方:石灰石に塩酸を加える。
- 無色透明で水に少し溶ける。
- 密度は空気より大きい。
- 水上置換または下方置換で集める。
- 水溶液は酸性を示す。
- 石灰水を白くにごらせる。
- 物質を燃やす性質も燃える性質もない。
その他の気体の性質
酸素と二酸化炭素ほど重要ではありませんが、中学1年生で習うその他の機体についても触れておきましょう。
水素
水素の特徴
- 作り方:亜鉛にうすい塩酸を加える
- 無色透明で水に溶けにくい。
- 密度は空気より小さく、あらゆる気体の中で最も小さい。
- 燃える性質(可燃性)がある。物質を燃やす性質はない。
アンモニア
アンモニアの特徴
- 作り方:試験管に塩化アンモニウム、水酸化ナトリウム、の順に入れ、水を加える。
- 無色で特有の刺激臭がある。
- 水に非常に溶けやすく、水溶液はアルカリ性を示す。
- 物質を燃やす性質も燃える性質もない。
窒素
窒素の特徴
- 無色無臭で水に溶けにくい。
- 密度は空気よりわずかに小さい。
- 物質を燃やす性質も燃える性質もない。
メタン
メタンの特徴
- 無色無臭で水に溶けにくい。
- 密度は空気より小さい。
- 物質を燃やす性質はないが燃える性質がある。
- 都市ガスの主成分。
塩素
塩素の特徴
- 黄緑色で鼻をさす特有の刺激臭がある。
- 水に溶けやすく、水溶液は酸性を示す。
- 密度は空気より大きい。
- 有毒な気体ではあるが、殺菌作用や脱色作用があるため、水道水の消毒や漂白剤の原料として広く利用されている。
二酸化硫黄
二酸化硫黄の特徴
- 作り方:硫黄を燃やす。
- 無色で鼻をさす特有の刺激臭がある。
- 水に非常に溶けやすく、水溶液は酸性を示す。
- 密度は空気よりも大きい。
- 有害な気体ではあるが、殺菌作用や脱色作用があるため抗菌剤や漂白剤の原料として利用される。
まとめ
酸素と二酸化炭素の性質が特に重要ですが、それぞれの気体の特徴はよく定期テストで出題されます。何度も記事を繰り返し読んで、内容を理解するようにしましょう。
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