物質の質量と密度とはどんなもの?わかりやすく解説【中1理科】

当記事では水溶液について、中学1年生で学ぶ範囲を解説します。

学習のポイント

  • 質量とは何か、理解しよう。
  • 密度とはどんなものか、理解しよう。
  • 密度を求められるようになろう。
中学3年間の理科の学習の基本となる内容をたくさん解説しています。ぜひ最後まで読んで、定期テストの学習や高校受験に役立ててください。

質量とは

質量とは物質の量を表すものです。中学生で学ぶ理科の範囲では質量の単位にはキログラム(kg)やグラム(g)を使います。

キログラム(kg)はグラム(g)の何倍?

質量をあつかう問題を解く時には気をつけなければならないことがあります。それは「単位をそろえる」ことです。

たとえば1kg100gを加えた質量を考える時、101kg101gと答えてしまってはいけません。単位が違うのでキログラムをグラムへ(もしくはグラムをキログラムへ)そろえる必要があります。

1kgはグラムに直すと1000g100gはキログラムに直すと0.1kgなので、1kg100gを加えた質量は、1.1kgもしくは1100gと表さなければいけません。

小学校で習う考え方ですが、中学3年生でも単位をそろえず問題を解いてまちがえることはよくあります。気をつけましょう。

密度とは

中学生になると新しく密度について学びます。密度とは以下のようなものです。

密度とは?
密度…物質1{cm}^3当たりの質量。単位はグラム毎立方センチメートル(記号:g/{cm}^3)。

例えば39.5g、体積5.0{cm}^3の物質の密度は\frac{39.5g}{5.0{cm}^3}=7.9g/{cm}^3となります。

いろいろな物質の密度

密度は物質の種類によって決まっている値のため、物質の種類を調べる手がかりの一つになります。

代表的な物質の密度を表に一覧にしてみました。

密度が大きいほど物質は重くなるので、水などの液体と個体の密度は個体を液体に入れた時の浮き沈みで比べることができます。

たとえば密度0.90のプラスチックは密度1.00の水より密度が小さいため水に浮き、密度が2.70のアルミニウムは水に沈みます。

まとめ

密度の求め方は中学から高校にかけての理科で常に関わってくる考え方です。ぜひこの記事を何度も読んで内容をおぼえることをお勧めします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です