被子植物の分類をわかりやすく解説【中1理科:双子葉類と単子葉類のちがい】

当記事では被子植物の分類について、双子葉類と単子葉類のちがいを中心に中学生でも理解できるようわかりやすく解説していきます。

ぜひ最後まで読んで、定期テストの学習や高校受験の勉強に役立ててください。

種子植物の分類をおさらい

まずはじめに種子植物の分類についておさらいしておきましょう。

種子植物とはその名前のとおり「種子(種)でふえる植物」のことですが、その種子植物はさらに被子植物と裸子植物に分類できます。

図で表すと以下のようなイメージです。

被子植物と裸子植物の特徴や学習のポイントはこちらの記事で解説していますので、合わせて参考にしてください。

種子植物の分類をわかりやすく解説【中1理科:被子植物と裸子植物のちがい】

 

被子植物の分類【双子葉理と単子葉類】

子房が胚珠をつつんでいることが被子植物の特徴ですが、被子植物はさらに細かい特徴ごとに双子葉類と単子葉類に分類することができます。

双子葉類と単子葉類のちがいは定期テストでも良く出るテーマですから、整理しながら覚えていきましょう。

 

双子葉類と単子葉類のちがい

双子葉類と単子葉類は多くわけて以下の3つにちがいがあります。

双子葉類と単子葉類のちがい
  1. 子葉のつき方
  2. 葉脈のかたち
  3. 根のつき方

 

①子葉のつき方

子葉とは種子から芽が出た時に最初に育つ葉のことで、双子葉類は子葉が2つ、単子葉類は子葉が1つという特徴があります。これら子葉の枚数が双子葉類と単子葉類の名前の由来にもなっています。

図:子葉のつき方

②葉脈のかたち

葉脈とは葉を通っている栄養や水を通す管のことで、葉脈の形が双子葉類だと網目状(網状脈)、単子葉類は平行(平行脈)になっています。

図:葉脈のかたち

③根のつき方

双子葉類は主根から側根が生えており、単子葉類は主根と側根の区別がないひげ根でできています。

図:根のつき方のちがい

 

双子葉類と単子葉類のちがいを表でまとめると

双子葉類と単子葉類は実際に分類される植物の例を覚えるとわかりやすいです。

双子葉類・単子葉類の例

双子葉類の例…アブラナ、エンドウ、タンポポ、サクラ、ツバキ、ホウセンカ、など

単子葉類の例…イネ、ツユクサ、トウモロコシ、ユリ、チューリップ、など

気になった人は、上記の植物を画像で検索して調べてみてください。葉脈や根の特徴が表の通りになっているはずです。

 

双子葉理をさらに細かく分類【合弁花類と離弁花類】

双子葉類は、花弁の特徴でさらに合弁花類離弁花類に分けることができます。

合弁花類と離弁化類

①合弁花類…花弁がつながっている(合弁花)をもつ双子葉類のなかま。

(例)アブラナ、ホウセンカ、エンドウ、サクラ、など

②離弁花類…花弁がつながっていない(離弁花)をもつ双子葉類のなかま。

(例)ツツジ、ヒマワリ、タンポポ、アサガオ、など

こちらも植物の花を画像検索で調べてみるとわかりやすいですね。

 

被子植物の分類まとめ

最後に被子植物の分類を、図にしてまとめておきましょう。

定期テストや受験に向けて、この図はまるっと覚えてしまいましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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